水面に浮かぶ小さな水草の名前は?

メダカの育成

小さな水草の名前は?

今年に入ってメダカの泳ぐ水槽に、入れた覚えのない小さな水草が水面に浮かんでいました。小さくてかわいいし、メダカへの酸素供給にも良さそうと思いそのままにしておきました。

購入したホテイアオイやマツモについていたのでしょうか?タニシなんかはよく水草についていて、こちらもいつの間にか増えていますよね。

その小さな水草をそのままほかっておくと増える増える。二、三日もすると水面一杯になり流石にメダカが窒息するのではと心配になるほど増えてしまします。メダカが水面のエサを探せるのかも心配になります。

いったいこの小さな水草の名前や正体は何だろうとふと思ったので調べてみることにしました。

水草の名前はアオウキクサ

おそらく画像から見るにアオウキクサという種類の水草でしょう。

アオウキクサは小型の浮草です。

日本各地の水川、池沼、溝、河川の岸などの水面に最もふつうに群生する浮漂性の多年草。

ウキクサ科は4属30種があり、全世界に広く分布します。アオウキクサの葉は広倒卵形。板状、1~数本の根があります。

葉は退化して極めて小さく、長径5~10mm位、短径4~8mm位、厚さ約1mm位。

円頭扁平で厚質。

表面は濃緑色、下面は帯紫色。子葉鞘の片側から第1の葉状体が発芽、順次葉状体の両側面から娘葉状体ができます。アオウキクサの根は1本て第2葉状体から出るようになり、第3葉状体かできるころに種子から分離して独立します。

成長した葉状体は扁平で広長な楕円形、先端は円頭または鈍頭て中央はややとがります。

基部は鈍頭、表面は緑色または淡黄緑色、裏面は淡緑色、長径3~6mm、短径2~4mm。

表面は光沢があり平滑、葉脈3、やや不明瞭であるかわずかに隆起、中央脈両端に微小突起か1個ずつあります。

根は白色糸状、長さ1~4cm。

根帽があり、根端は鋭尖頭。アオウキクサの花期は8~10月。

短日性て開花率は良好、葉状体基部に近い縁辺片側、ときに両側にめだたない仏炎苞を1個生じその内部からふつう雄しべ1~2、葯は白色、雌しべ1、高さ約1mmほどの花が咲きます。

胚珠は直生で1個の種子ができます。

種子は長楕円形で、長径約0.5mm、短径約0.3m、表面は淡褐色、縦に線状で14~16条の縞模様があり、横にも多数の細条かあり細目状です。

種皮は水分を含んで多孔質てありますが乾燥すると縮小します。アオウキクサは、全国の水田にウキクサと共生して群生し、水田の害草になっています。

アオウキクサは、アクアリウムでも害草としてのイメージが強いです。

しかしアオウキクサは、草食性の魚類の餌にできるほか、漢方薬剤として役立つといわれています。アオウキクサは熊本地方ではヤキゴメグサ、ヤグサと呼ばれます。

漢字名は青浮草。類似の水草の見分け方は下記の通りです。

アオウキクサ…冬枯れます。根の先は尖り、根の基部に翼があります。全国に分布しています。

ナンゴクアオウキクサ…常緑。根の先は尖り、根の基部に翼があります。関西以西に分布しています。

コウキクサ…常緑。根の先は丸みがあり、根の基部に翼はありません。全国に分布しています。

イボウキクサ…常緑。葉状体は厚く、裏に浮嚢をもつ帰化植物です。アオウキクサは熱帯魚ショップでの流通は少ないです。

超水草図鑑より引用 https://eightmillion.net/2010/10/post-270/

水槽に入っていたら除去するべき

やはり爆発的な繁殖力からアクアリウムでは害草とされているとのことで、メダカを入れた水槽からはきれいさっぱり除去した方が良さそうです。

こんなに繁殖力があるものをただ捨てるだけではもったいない気もします。

アオウキクサは草食性の魚類の餌にできるとあったので、うちにマツモやカモンバなどをすぐ食べてしまう食欲旺盛な金魚がいるので試しに餌とあげてました。

すると完全にアオウキクサがなくなるまで食べていたので、金魚を飼っている方はいつもあげている餌の代わりにたまにあげてみるといいかもしれませんね。

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